こんにちは、子供英会話講師で英語育児実践中のハスミ(@hasumi.english)です。
これまで200名以上の子供の英語指導をしてきて、その経験から我が子にも英語ができるようになって欲しいな、と思い上の子が3歳の時に本格的に英語育児を始めました。
・・・が!英会話スクールで人の子に指導するのと、おうちで自分の子に英語育児をするのはまた違うよな・・・?と気づき、英語育児の教科書になるようなものを求めて本屋へ!
そこでパラパラ立ち読みしてみたけど
今までに色々な英会話スクールで知識や経験を得ていたことで、自分なりの英語教育に
関する価値観が出来上がっていたため、根本的な部分が違うと感じた本には全く魅力を感じなかったからです。
しかーーし!!
そんな守備範囲の狭い私(笑)が1ページ読んだ瞬間
「これだ!!」
と2年前に即買いした本が、今回ご紹介する
『世界で活躍する子の英語力の育て方』です。
◆子供に英語教育をしたいと思っている人、または実践中の人
◆将来我が子を世界で活躍できる子に育てたいと思っている人
◆子供の英語力を伸ばす具体的な方法が知りたい人
◆子供の英語教育に悩んでいる人
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ベストセラーになった「世界標準の子育て」のレビューはこちら↓
著者・船津徹氏のプロフィール
船津徹氏と言えば、ベストセラーにもなった著書『世界標準の子育て』でも有名ですよね。
一言でいえば、船津徹氏は早期英語教育のプロです。
英語力や論理思考力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるためのオリジナル教育プログラムを開発。
その教材は、アメリカ最大の教育リソースサイトの「最も効果がある英語教材部門」で第2位にランクイン!
2018年までに4500名以上の子供の教育に携わったそう。
「世界で活躍する子の英語力の育て方」ってどんな本?
目次は以下のようになっています。
【第1章】20年後、日本では「英語格差=収入格差」になっている
【第2章】「英語ができる子」が目に見えてトクすること
【第3章】日本の子ども英語教育でのよくある間違い
【第4章】日本にいながら英語教育を成功させる目標
【第5章】家庭学習のみで「CEFR B2レベル」を目指す具体的な方法
【第6章】年齢別「やる気」を維持する環境づくり
英語子育てQ&A
【第1章】20年後、日本では「英語格差=収入格差」になっている
なぜこれから「英語」が必須となるのか、その理由を英語力が急速に伸びた韓国の学生を例に挙げながら3つの根拠を理論的に説明されています。
【第2章】「英語ができる子」が目に見えてトクすること
英語には時間やお金をかける価値がある、その理由を英語ができるメリットとして具体的に7つ紹介されています。
【第3章】日本の子ども英語教育でのよくある間違い
早期英語教育は日本語がおかしくなるなどの説話や、当たり前のように英語を「勉強」として扱っている日本の英語教育へメスを入れています。
【第4章】日本にいながら英語教育を成功させる目標
回り道をせず、高度な英語力を身に付けるための3つの目標を紹介されています。また、その目標を達成するための具体的な方法や道筋も紹介されています。
【第5章】家庭学習のみで「CEFR B2レベル」を目指す具体的な方法
目標とする英語力のゴールを明確にしており、英語教育をスタートする年齢ごとに超具体的な方法を余すことなく紹介されています。
【第6章】年齢別「やる気」を維持する環境づくり
子供のやる気を維持させるための環境作りとして、子供向け英語チャンネルや英語絵本、英語イベントなどを年齢別で紹介されています。
「世界で活躍する子の英語力の育て方」で学んだ3つのこと
私が「世界で活躍する子の英語力の育て方」を読んで、学んだことを以下に述べていきます。
①英語の習得は子供本人の努力だけではどうにもならない
本書では、英語教育の歴史において、日本の先を行く韓国を例に挙げこのように述べています。
英語教育には「お金」がかかります。富裕層は早期留学をしたり、英語学院に通わせたり、家庭教師をつけたりと、私教育を充実させることで英語力をどんどん強化していきました。
その一方で、そこまで教育費はかけられないという中間層以下の家庭の子供たちは、学校の授業頼みだったのです。その結果、家庭の経済力によって、英語ができる子とできない子の「英語格差」が広がっていったのです。
私教育を充実させることで英語力を高めていったということはつまり、小学3・4年生から英語に触れる時間があるとはいえ、学校での週2~3時間程度の英語の授業だけでは高度な英語力を身に付けることは難しいということ。
そして高度な英語力を身に付けるためには、自宅で英語学習環境を作り、英語に触れる機会を親が子供に与える必要があるということになります。
日本では我が家を含め、自宅で英語育児を実践されている家庭が多いですが、このいわゆる「おうち英語」の重要性を再認識しました。
やはり英語に触れる時間(インプット・アウトプット量)をより多く設けてあげることが大切だと感じました。
とはいえ、英語絵本を買うにしても塵も積もれば・・・ですし、オンライン英会話を始めるにしても、より質の高いところで決めようとするとどうしても経済面に負荷がかかります。
回り道をせずより良い英語教育を与えようとするならば、子供本人や学校に任せるのではなく、親もそれなりの努力をし環境を整えてあげる必要があると学びました。
親による英語教育の与え方によって子供の英語力の伸びに差が出るのですから、我が家も頑張ろうと思いました・・・!
②リーディング力の重要性
将来使える実用的な英語力、と聞くと「英会話」がパッと思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
筆者はこれについてこのように述べています。
「英語教育=英会話」という思い込みが、日本人の英語力を停滞させている原因の1つである
私は、英会話力はもちろん大切であり、伸ばしていくべき力ではあることは間違いないと思っています。
しかし英語圏に住んでいるならまだしも、普段英語を使わない日本住まいで会話中心の学習は現実的ではない、という筆者の考えには納得でした。
そして、英会話をする機会が少ない日本で高度な英語力を身に付けるためには、リーディング力を習得することこそが近道だと学びました。
息子はまだ英文どころか日本語もまだスラスラ読めませんが、ひらがなだけで書かれた絵本を自分で読もうとするようになってから、少しずつ読解力や語彙力がついたように思います。
リーディング力を身に付けることにより、子供自らが英文に触れ英語力を自身で高めていけるようになるのだと気づきました。
また、筆者はリーディング力の習得方法としてフォニックスとサイトワードについても触れており、現在我が家ではこれらを中心におうち英語に取り組んでいます。
③子供の年齢や興味に合ったやる気の引き出し方
乳幼児の時期は自然と英語が視界に入るような環境を作ったり、幼児期には好きなキャラクターが出てくる英語絵本を与える、など非常に参考になりました。
また、小学生以降のモチベーション維持の方法や親としての役割も述べており、今だけでなくこの先もどのように実践し進めていくのかを想像することができたのも良かったです。
何より本書の中で、多くの英語教育コンテンツを紹介されていたのも、非常にありがたかったです。
紹介されていた英語絵本のシリーズを一部抜粋すると
- Oxford Reading Tree
- Step Into Reading
- Scholastic Readers
などを挙げられており、これらは我が家も取り入れ子供たちと一緒に就寝前に読むようにしています。
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『世界で活躍する子の英語力の育て方』の即買いを決めたのはここ!
私が「これだ!」と思い即買いしたページは、最後にある「子育てQ&A」のページです。
ここでは、よくある子供の英語教育に関する疑問がまとめられているのですが、それぞれに対する筆者の思いや考え方に共感しかなかったからです。
「それはちょっと違うと思うな~」と感じる部分が私にはなかったので、ぜひこちらを自分の英語育児のバイブル本として参考にさせてもらいたいと思いました。
『世界で活躍する子の英語力の育て方』のみんなの口コミ
まとめ:総評
おすすめ度 | ★★★★★(MAX) |
内容あらすじ | 今後の英語力の必要性とリーディング力の重要性 |
『世界で活躍する子の英語力の育て方』は、このような方におすすめです。
- 子供に英語教育をしたいと思っている人、または実践中の人
- 将来我が子を世界で活躍できる子に育てたいと思っている人
- 子供の英語力を伸ばす具体的な方法が知りたい人
- 子供の英語教育に悩んでいる人
我が家は、英語教育に行き詰った時や次の英語コンテンツに迷った時に、読み返して参考にさせてもらっています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。