こんにちは、子供英会話講師で2児の母のハスミ(@hasumi.english)です。
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』のこの本を、ある日お義母さんからいただきました。
向こうのご両親には、会った時によく子供の絵本やドリルを差し入れ(?)してくれたりなど、教育面のサポートをしてもらっています。
が、子供用ではなく珍しく大人が読む本が入っていたので、この本は間違いなく義母が私に読んで欲しいと思った本なんだなと思いました。
確かによく絵本を買ってくれるあたり「読み聞かせ」が大切だと思っているのでしょうし、義兄が偏差値70超の人なので、そのお義兄さんを育てた義母が良いと思った本ならぜひ読まなくては!!!
という気持ちで読ませていただきました(笑)
今回は義母からいただいた『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』の本を読んだ並の人間の感想をご紹介したいと思います。
◆著者のプロフィール
◆本の内容・あらすじ
◆この本から学べること・感想
(2024/10/11 10:57:37時点 楽天市場調べ-詳細)
英語育児をされてる方は必読!私のイチオシ育児本↓
著者・松永暢史氏のプロフィール
松永氏は、音読法や作文法をはじめ、さまざまなメソッドを開発してきた「受験のプロ」。
また、教育環境設定コンサルタントで学習アドバイザーでもあります。
教育や学習の悩みに答える「V-net (ブイネット)」という教育相談事務所も主宰されています。
過去に出版された『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』が30万部のベストセラーになっています。
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』ってどんな本?
目次は以下のようになっています。
【第1章】「読書量」で子供の学力は決まります!
【第2章】10歳まで徹底的にしてあげたい「読み聞かせ」
【第3章】本を読まずにはいられない「環境」をつくる
【第4章】自分からどんどん読書する子になる方法
【第1章】「読書量」で子供の学力は決まります!
本を読むことで育つ力やなぜ本が子供の学力を伸ばしてくれるのか、その理由として受験を例に挙げ論理的に説明されています。
【第2章】10歳まで徹底的にしてあげたい「読み聞かせ」
読み聞かせの目的や効果的な読み聞かせの方法やコツが具体的に書かれています。また、どのような本を選べば良いか、その理由とおすすめの絵本も紹介されています。
【第3章】本を読まずにはいられない「環境」をつくる
子供が本好きになる環境の作り方や親としてできることを具体的に紹介されています。また、効果的な親の声かけにも少し触れています。
【第4章】自分からどんどん読書する子になる方法
自ら本を読む子になる具体的な方法と、ある程度の長さの物語を読むことで得られるメリットを紹介されています。
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』で学んだ3つのこと
私が『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』を読んで、学んだことを以下に述べていきます。
①本さえたくさん読んでいれば焦らなくて大丈夫
上の子が4歳になった頃に、急に何とも言えない焦りを感じ始めました。
同い年の周りのお子さんたちは、スイミングや体操、幼児教室など習い事をしている子がほとんど。
対してうちの子は、おうち英語をしているくらいで特にこれと言って習い事はしておらず…
「我が家も何か始めた方が良いのでは?!」とまさに焦っている時に、義母にこの本を渡され読んでみると…
たとえば、あなたのお子さんはまだひらがなさえ書けないのに、同じ年のお友達は自分の名前を漢字で書けたりする。簡単な計算問題ができる。英語の歌が歌える…。
その姿を目の当たりにしてしまうと、「子供は元気が一番」「たくさん遊んでいればいい」とは思っていても、「うちの子、出遅れているんじゃないかな」と不安が頭をもたげます。(省略)
でも、焦る必要はないのです。「何かやらなくちゃ、でも、のびのび育てたい」と揺れ動いている方にこそ知っておいてほしいことがあります。
何かやった方が良い気がするけど、でも子供らしくのびのび育てたい!と私は常々思っていたので、まさに
と思いました!
食い入るように読み込んで学んだことは、「本さえたっぷり読んでいれば大丈夫」ということ。
算数や理科、社会などすべての科目を学ぶ上で国語力は必須であり、この国語力(日本語了解能力)を身に付けるのに最適な方法が読み聞かせであり読書である、と筆者は述べていますが、まさにその通りだと思いました。
一般的に「頭が良い子」は語彙力がありますし、様々な言葉を用いて自分の気持ちを表現したり説明する力が身に付いていると感じます。
少し前に、我が家の子供たちは「おべんとうなあに?」という絵本にハマっていて、毎日何回も読まされていたことがあります(笑)
その絵本の中に「のっしのっしとあるいて…」という表現があるのですが、つい最近、息子が近所のお友達とのやり取りを私に説明する際
と絵本の中の表現を用いて教えてくれたことがあります。
息子より年上で体の大きいお友達でしたし、普通に向こうから歩いてきてーと説明されるよりも「のっしのっし」があることでイメージがより湧きました(笑)
その時に、こうやって表現できる言葉が増えていくのか・・・!と学びましたし、学力の土台は日本語了解能力だと言う筆者の考えにも深く共感しました。
読み聞かせからスタートして本と触れることで、
- 語彙力
- 文章理解力
- 思考力
- 集中力
- 表現力
など、学力向上に欠かせない力が養われる、ということも知ることができて良かったです。
習い事を何かしなければと焦るのではなく、これからは毎日の5~10分の読み聞かせの時間を大切にしようと思いました。
②10歳までが子供を本好きにするチャンス期間
私は本書の『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』というタイトルと見た瞬間、「なんで10歳まで?」と思いました。
9歳でも11歳でもなく…なぜ10歳までで決まるのか?
その理由を筆者はこのように述べています。
子どもが本を読まなくなる境目は10歳です。
(省略)
テレビやインターネット、今では子どもが当たり前のように所有しているゲームスマホ。そうしたものを自由に扱えるようになると、読書が本当の意味で生活習慣として根付いている子ども以外は、ほぼそのあたりから本を読まなくなります。
確実に10歳までという根拠はありませんでしたが、統計として読書時間が
- 1日に30分以上ある小学生は3人に1人
- 1日に1時間以上ある小学生は6人に1人
だそうです。
文部科学省・平成24年度全国学力・学習状況調査より
しかし、中学生、高校生とどんどん読書時間が減少する傾向にあり、高校生では1ヵ月に1冊も本を読まなかった生徒が半数以上になるとのこと。
つまり、10歳あたりでどっぷり浸かり始める可能性のあるスマホやゲームなどに影響されないくらい、しっかりとした読書習慣をそれまでに身に付けておくべきだと学びました。
③【年齢別絵本・文学・知識本】140冊を超えるおすすめ本リスト
年齢別におすすめの絵本を61冊も紹介してくれています!
- 1、2歳から…15冊
- 3、4歳から…29冊
- 5、6歳から…17冊
筆者曰く、頭が良くなる本は「文学」と「知識本」の2本仕立てだそうです。
- 【文学】幼年童話…20冊
- 【文学】児童書…31冊
- 【文学】名作シリーズ…3冊
- 【知識】自然…11冊
- 【知識】数学・科学…5冊
- 【知識】社会…5冊
- 【知識】歴史…3冊
- 【知識】遊び…5冊
初めて知った本がたくさんあって、我が家はこのリストを大変重宝しています!
どんな絵本や児童書を与えたら良いか悩んでいる方には、ぜひ見て欲しいなと思います。
(2024/10/11 10:57:37時点 楽天市場調べ-詳細)
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』のみんなの口コミ
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』はこんな人におすすめ
本書『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』はこのような方に全力でおすすめします!
- 子供を本好きにしたい人
- 子供を頭の良い子に育てたい人
- 何かしなければと焦っているけど、子供は伸び伸び育てたいと思っている人
- おすすめの絵本や児童書を知りたい人
まとめ:総評
おすすめ度 | ★★★★☆ |
内容あらすじ | 読み聞かせ・読書の重要性、効果的な読み聞かせのコツ、おすすめ絵本一覧 |
毎日寝る前は絵本タイムにしているのですが、私が疲れていたり時間がない時はできない時もあります。
それが数日続いたりして「まずい」と思った時に、今一度、読み聞かせの重要性を再確認するために本書を読み返すようにしています。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。