こんにちは、現役子供英会話講師で2児の母のハスミ(@hasumi.english)です。
子供英会話講師になるのに大切なことって何だと思いますか?
- 子供が好き
- 英語が好き
・・・大正解です!!
この2つがないとまず続かないでしょう。
しかしながら、これだけ持ってさえいれば子供英会話講師が務まる・・・と思っていると、もしかしたら途中でぶっ倒れる可能性があります!(笑)
今回は、私が子供英会話講師になって「子供が好き」「英語が好き」以外に、これ必要!!と思ったスキルを4つご紹介します。
この記事を書いている人
◆大手英会話スクール子供英会話講師
◆小学校英語指導者+(プラス)資格有
◆5歳息子と3歳娘の年子兄妹ママ
子供英会話講師に必要な4つのスキル
先にお伝えしてしまいますが、子供英会話講師にはこのような4つのスキルが必須です↓
- 体力
- コミュニケーション力
- 忍耐力・寛容さ
- 英語力
必要なスキルぶっちぎりの第1位は体力です!
体力がぶっちぎりの第1位です。(大事なことなので2回言いました笑)
そして意外にも英語力は最下位。
それぞれ詳しくご紹介していきますね。
子供英会話講師に必要なスキル①体力
もう体力は本当に超大事!超要ります!!
基本、幼児さんと関わることが多いのですが、幼児期って大人側の体力が一番要る年齢ですよね。
幼児はとにかく動きたい!という子が多く、レッスン内容も動きが多めに取り入れられています。
生徒と一緒にジャンプしたり身振り手振りで指示したり褒めたり、生徒にわかりやすく伝えるために自分の表情もくるくる変えたり、体だけでなく顔面も大忙しです(笑)
しかもテンポよくレッスンを進ませないと、幼児の興味はすぐ別のところに行ってしまいますから、動き回った後も間髪入れず次のパートへ移るために喋り始めます。
夏場なんかはクーラーをつけていたとしても、常に立ったり座ったり走ったりで動き回っているので、レッスン後はいつも汗だく・・・。
しかも幼児クラスがその後も続いたりするので、2~3時間くらいフルマラソンしてるような感覚です。
それでも私が20代の頃は「私生徒より飛び跳ねちゃってるよ~」とか余裕でしたが、30過ぎてからはちょっとジャンプしただけですぐ息切れるし、大きな声出したら咳込むし(笑)
つい最近は、やることがありレッスンの合間になかなか教室から抜けられず、そのまま立て続けに3レッスンしたら、3つ目のレッスン中に立ち眩みしました・・・。
子供はめちゃくちゃパワフルですから、それについていけるだけの体力と、あと気力も必要です!
子供って体は小さいのに、なんであんなに疲れ知らずなんでしょうね・・・(笑)
子供英会話講師に必要なスキル②コミュニケーション力
次に必須だと思うのは、やはりコミュ二ケーション力です。
コミュニケーション能力があるというのは、ただ言いたいことを上手く相手に伝えられる、ということではありません。
コミュニケーションというのは双方向のものであるので、相手の意志や感情を無視したような、一方通行な行動や言葉ではコミュニケーション能力があるとは言えません。
「こう伝えたら相手はどう感じるだろう」と、
- 相手を思いやった会話や行動ができること
- 相手の気持ちを察した上で会話のキャッチボールができること
これらがとても大事です。
なんだか難しく感じますが、一言でいえば、相手を不快にさせない会話や行動ができる、かなと思います。
それから、コミュニケーション力というのは、言葉や行動だけではありません。
表情やジェスチャーなどの非言語のコミュニケーションもあります。
生徒に対してめちゃくちゃ良い指導をしていたとしても、無表情だったり何を考えているかよくわからない表情だと「本当に思ってる?」とイマイチ信用してもらえません。
特に子供はまだまだ人生経験が少ないですから、相手の言葉や態度に対して一瞬にして喜んだり、一瞬で傷ついたりもします。
たとえば講師が軽い気持ちで言った冗談に爆笑してくれる生徒もいれば、マイナスに受け取って落ち込んでしまう生徒もいます。
子供一人ひとり性格が違いますから、生徒のことをしっかり観察・把握してそれぞれに合った対応ができる力が求められます。
また、生徒だけでなく保護者にも色々な方がいますから、コミュニケーション力はやはりこの仕事には必須です。
私も言わなくても良い一言を言って失敗したり、時には周りに怒られながらここまでやってきました。
最初から誰とでも完璧にコミュニケーションが取れる人なんていないと思うので、そこは実際に現場で働きながら学んでいけば良いと思います。
・・・が、あえてアドバイスをするとすれば「人の話にしっかり耳を傾ける」ということかなと思います。
子供英会話講師に必要なスキル③忍耐力と寛容さ
お子さんがいる方なら容易に想像できると思いますが、言うことを聞いてくれなかったり、ずっと大声で走り回られたりすると、やはりイライラしちゃいますよね。
それが我が子でなく他人の子だとしても、仕事だとしても、やっぱり腹が立ってきます(笑)
しかし、人様のお子さんの教育を任されている以上、感情的に怒るなんてことはナンセンスですから、そこはグッと堪えて冷静に「叱る」忍耐力が必要です。
また、子供は良くも悪くも素直であり、時には講師に向かって失礼なことを言ってしまったりやってしまう生徒もいます。
「先生シワ増えてきたんじゃない?」
とか、
「大人なのにこんなこともわからないの?!やばー」
とかね(笑)
スルーするスキルや寛容さも、子供英会話講師には持ち合わせておく必要がありますね!
子供英会話講師に必要なスキル④英語力
お待たせしました、ここでようやく英語力です(笑)
ネイティブレベル、海外在住歴10年で英語ペラペラ!など高度な英語力は、あるに越したことはないですが、そこまで求められません。
資格で言うと、英検なら最低2級以上、TOEICなら600~650点以上あれば採用してもらえる可能性は十分あります。
私が子供英会話講師になったのは20代半ばですが、当時の私の英語力は英検2級、TOEICは620点でした!(年齢制限がある会社もあります)
それでも、日本語/英語筆記試験・日本語/英語面接に全て合格して採用してもらえた過去があり、今に至ります。
ちなみに、あとからスクールマネージャーに聞いた話ですが、私リスニングは合格点ギリギリだったみたいです(笑)
しかし、前職がグランドスタッフで地方空港ではありましたが、たまに外国人のお客様と英語でやり取りする実務経験があったので「点数の割に喋れるね」とは言ってもらえていました。
合格して働き始めてから感じましたが、ある程度の英語力は必要ですが、子供英会話講師の採用の決め手は英語力ではないです。
TOEIC900点超えで英語ペラペラだとしても、スクールマネージャーが迷うことなく不採用としていた人も何人か見たことがあります。
人事で働いたことがないのでこれは私の憶測ですが、明るく親しみやすい雰囲気かどうか、が重要だと思います。
とはいえ、日常会話はできるくらいの英語力がないと、採用してもらえてもその後が苦労します。
なぜなら外国人講師とやり取りすることが結構ありますし、また、社内は英語ができる人が多いので劣等感とか抱いちゃいますよ。
最初の頃はまだ慣れていない子供英会話講師の仕事に忙殺されつつ、英語力UPにも努めてました・・・!
私の場合は、英語力は子供英会話講師になってから超ゆっくりスキルUPさせていったという感じです。
ちなみに今は、英検準1級・TOEICは840点になりました。
子供英会話講師でも英検1級やTOEIC900点以上の人はゴロゴロいるので、私は全然大したことないですが、子供英会話講師としての誇りはめちゃくちゃありますよ~!^^
「子供に楽しく英語を教える」ということに関しては、誰にも負けたくないなと思ってます。
話がそれましたが、子供英会話講師にとって英語力はそこまで重要視されませんが、英語力がないと私みたいに苦労するよってことです。
まぁ私のように、子供英会話講師になってから英語力を上げていくこともできるので(大変だけど)、この仕事に興味がある方は英語力は気にせずまず挑戦してみることをおすすめします!
まとめ:子供英会話講師に一番必要なのは体力だった
以上、子供英会話講師に必要なスキルを4つご紹介しました。
- 体力
- コミュニケーション力
- 忍耐力・寛容さ
- 英語力
どんな職種も体力はもちろん必要でしょうが、特に子供英会話講師はめちゃくちゃ動くし喋るので、体力・気力がないとすぐバテて質の高いレッスンの提供が難しくなります。
しかしながら、「今日気分が乗らないな」「体がだるいな」と思っていても、いざレッスンが始まると、パワー溢れる子供たちに感化されてどんどん楽しくハイテンションになっていくんですけどね(笑)
ちなみに、小学校高学年や中学生のレッスンは落ち着いてできるので、幼児クラスほど体力は使わず済みます。
・・・が、立ちっぱなしでレッスンすることもあるので、どの年齢のクラスを担当するにせよ、やはり体力は必須です。
子供英会話講師になって最初のうちは、正直かなりしんどいと思いますが、慣れるとパワフルで可愛い子供たちに元気がもらえるやりがいのある仕事です。
子供英会話講師という仕事に少しでも興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください!!
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。