レッスンのコツ

レッスン中に日本語ばかり喋っておふざけする小学生に英語を喋らせる方法3選

こんにちは、現役子供英会話講師で2児の母のハスミ(@hasumi.english)です。

私がこの4月から受け持った生徒に、英会話初心者の小学3年生の男の子Sくんがいます。

Sくんは明るく快活でちょっとお調子者ですが、クラスの雰囲気を明るくしてくれる良い子です。

ただ、英語を口から出すことが恥ずかしいようで、オールイングリッシュのレッスンでも日本語ばかり喋ってずっとふざけているような状態でした。

ハスミ
ハスミ
正直他の生徒の迷惑になってしまっていました…

英会話が初めての場合、英語を話すのが恥ずかしいのはわかります。

しかし、Sくんにどうやって英語を話してもらおう、どうやって英会話力を付けていけば良いだろう・・・と悩みに悩みました。

そして試行錯誤の末、今ではSくんは全く恥ずかしがることもなく英語を話してくれるようになりました!

それだけでなく、自分から「I know!」と積極的に手を挙げたくさん英語で答えてくれますし、単語やフレーズを覚えるスピードもUPしました。

今回は、私が成功した、日本語ばかり喋ってふざける小学生の生徒に英語を喋らせる方法を3つご紹介します!

この記事を書いている人
◆大手英会話スクール子供英会話講師
小学校英語指導者+(プラス)資格
◆5歳息子と3歳娘の年子兄妹ママ

ハスミ
ハスミ
参考にしていただければ幸いです。

ふざけるのは英語が「わからない」から

Sくんの性格は、とても明るくお喋りで誰とでもすぐに仲良くなれるので、クラスの雰囲気を明るく・楽しくしてくれる存在です。

お調子者でひょうきんなところもあるので、私をはじめ、クラスメイト全員をいつも笑わせてくれます。

しかし、初めて英語に触れる子によくあるのが、英語を話すのが恥ずかしいということ。

私も中学・高校の時に同じく英語を口から出すのが恥ずかしかったので、気持ちはめちゃくちゃわかります。

英語を話すのが恥ずかしい場合、慣れることで解決することが多いので、あと数回レッスンに参加すれば話してくれるようになるだろう、と思っていました。

しかし、それにしては日本語が多すぎるし、椅子や机の下にもぐったりと英語を避ける行動が顕著だったため、これは恥ずかしいだけじゃないな・・・と思いました。

小学校3年生の英会話レッスンでは、英検に出てくる単語やフレーズがガンガン出てくるので、完全初心者の子は正直結構難しいです。

ハスミ
ハスミ
もちろん、それをわかりやすく楽しく教えるのが私の役目なんですけどね…!汗

日本語を必要以上に喋ったりふざけたりするのは、英語が理解できないから、だなと確信しました。

そして、その「わからない」のを悟られないように、ふざけてごまかしたりしてるんだろうな、とも思いました。

わからないのであれば、わかるようにしてあげれば良い、つまり英語に対して自信を持つことができれば英語を話してくれるようになる!

・・・と思い、色々と試行錯誤しました。

英検5,4級レベルの英単語・文法が出てくる英会話レッスンに、初心者の子でも自信を持って参加できるようにさせる方法をご紹介します。

ふざけてばかりの小学生に英語を喋らせる具体的な方法3選

試行錯誤を繰り返し、これは効果があった!と思うアプローチ方法を3つご紹介します。

①レッスン前にコミュニケーションをできるだけ多く取る

レッスン中はオールイングリッシュですが、レッスンが始まるまでは日本語で話せるので、Sくんとは信頼関係を早く築くためにもたくさん話しかけるようにしていました。

Sくんはサッカーのクラブチームに入っているので、クラブ内の話をしたり外国人選手のことを教えてもらったりしました。

この時に意識していたのは、Sくんに他のクラスメイトとコミュニケーションを取らせることです。

たとえば、

「Sくんのポジション、フォワードらしいよ。そういえばAちゃんも先週体育でサッカーしたって言ってたよね?楽しかった?」

とか

「Yくんの家は○○辺りらしいけど、Sくんは学校があの辺だったよね?」

など、できるだけ両者の共通点を探して、クラスメイトとの橋渡し的なことをするようにしました。

すると、私がいなくてもそこから2人で会話し始め、さらに後から来た別のクラスメイトも話題に参加して仲良く会話していました。

クラスメイトと仲良くなることでレッスンに楽しく参加できるでしょうし、英語も口から出しやすくなると思いました。

②大げさに褒める

小学生なので幼児と違ってやりすぎは良くないですが、子供はやはり褒められると喜びます。

ハスミ
ハスミ
大人でも褒められると嬉しいですよね!

たとえば、正しくリピートできた時や間違えたとしても頑張って挑戦してくれた時などにしっかり褒めるようにしました。

ここで絶対してはいけないのは「No!」とか首を横に振ったりなどの否定する行為です。

たとえSくんから予想の斜め上をいく答えが返ってきたとしても、否定するようなことは間違ってもしないように気をつけました。

冗談だとしても他人にはっきり否定されると、子供は落ち込んでしまうので・・・。

ハスミ
ハスミ
実は過去に私1回やってしまって失敗してます><

だから、全然違う答えが返ってきても、「Awww~(あ~…!)」と惜しい顔やジェスチャーをしながらヒントをあげるようにしていました。

反対に、完璧に答えられた時は言葉と身振り手振りでめちゃくちゃ褒めました。

「よっしゃ!」と言いながら嬉しそうにしていたので、褒めることで多少自信はつけてあげられたかなーと自負しています。

③レッスンに出てくる単語(フレーズ)のうち、1つだけ完璧に覚えさせる

Sくんに自信を持たせるために色々試した方法のうち、おそらくこれが1番効果的だったと思います。

レッスンでは毎回、単語もしくはフレーズが少なくとも6つ以上出てきます。

それらを学習した後に、「I have to~」や「I don’t like to~」などの構文に当てはめて文章を作る練習をするので、単語(フレーズ)を覚えるのは必須です。

ハスミ
ハスミ
単語(フレーズ)を覚えてくれないと構文が作れないので…

レッスンに出てくる6つの単語(フレーズ)全てを覚えさせるのは初心者の子には難しすぎるので、Sくんにはたった1つを完璧に覚えさせる、ということに注力しました。

あくまで自然な感じでSくんに同じ単語が当たるように調節したりして、その単語1つを何回も発話してもらう機会を作りました。

すると、やはりその単語(フレーズ)だけはめちゃくちゃ自信を持って答えることができるようになり、自分から手を挙げて答えてくれるようにもなったんです…!

その他の単語(フレーズ)はほとんど覚えられていませんが、自分が完璧にわかるものが1つでもあるということが、Sくんの自信に繋げることができたと思いました。

1つは完璧に覚えさせる、というこの方法を続けていると、徐々に完璧に覚えられる単語の数が2つ3つ…と増えてきます。

最近は8割以上を比較的早く覚えられるようになり、今では最初の頃からは想像がつかないほど大きな声で自信を持って英語で話してくれています。

Sくんのご両親からも、最初の頃は英語を口から出すことに抵抗があったが、最近は家でも英語を話してくれるようになって嬉しい!

・・・と言われていて、それを聞いてめちゃくちゃ嬉しかったです!

まとめ:英語がわかればふざけないし恥ずかしくもない

以上、レッスン中に日本語ばかりでふざける小学生に英語を喋らせる方法を3つご紹介しました。

これはわかる!と思うと人間答えたくなるんですよね(笑)

だからふざけることもしないし、恥ずかしくもない。

まずは、小さいことでも良いから「自信」をつけさせてあげることが大切だと思いました。

参考になれば嬉しいです♪

ハスミ
ハスミ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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