こんにちは、子供英会話講師で2児の母のハスミ(@hasumi.english)です。
おうち英語をしているとよく耳にする単語「フォニックス(Phonics)」
…という疑問にお答えします!
たとえば、幼児で英語絵本をスラスラ読んだり、小学校低学年で英検に合格している子供の中には、
このフォニックスを身に付けている子が多いです。
フォニックスとは何なのか、この記事で現役子供英会話講師が徹底解説します。
◆フォニックスとは何か
◆フォニックスを身に付けるメリット
◆フォニックスが学べる教材
この記事を書いている人
◆大手英会話スクール子供英会話講師
◆小学校英語指導者+(プラス)資格有
◆5歳息子と3歳娘の年子兄妹ママ
フォニックス(Phonics)とは?

英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。
ウィキペディアで調べるとこのようにフォニックスの説明がされています。
要はフォニックスとは、文字と音の関係性を学び、正しい発音で文字を読めるようにする発声学習法ということです。
いわば「読み」の入り口部分です。
「A、B、C」→「エイ、ビー、シー」これは文字の名前ですが、
「A、B、C」→「ア、ブ、クッ」これが文字の音!!これがフォニックスです。
違いがわかりやすいように表にまとめてみました↓
【アルファベット読み(文字の名前)】
a | b | c | d | e | f | g |
エイ | ビー | スィー | ディー | イー | エフ | ジー |
h | i | j | k | l | m | n |
エイチ | アイ | ジェイ | ケイ | エル | エム | エヌ |
o | p | q | r | s | t | u |
オゥ | ピー | キュー | アール | エス | ティー | ユー |
v | w | x | y | z | ||
ヴィー | ダブリュ | エックス | ワイ | ズィー |
【フォニックス読み(文字の音)】
a | b | c | d | e | f | g |
ア | ブ | ク | ドゥ | エ | フ | グ |
h | i | j | k | l | m | n |
ハ | イ | ジュ | ク | ル | ム | ヌ |
o | p | q | r | s | t | u |
オ | プ | ク | ル | ス | ツッ | ア |
v | w | x | y | z | ||
ヴ | ウッ | クス | イェ | ズ |
これをどう活用するのかというと、たとえば「DOG」という単語。
DOGが何の単語かわからなくてもフォニックスを用いれば、
D「ドゥ」O「オ」G「グ」(だんだん文字をくっつけて・・)
D O G 「ドゥオグ」(早く発音すると・・)
DOG「ドッグ」!!
と読むことができ、そして「あぁ、犬のことか」となるのです。
その他にもたとえば、
- C「ク」A「ア」T「ツッ」→ CAT「キャッツ」
- H「フ」I「イ」P「プ」→ HIP「ヒップ」
など、このようにフォニックスを活用し、英語を読みます。
ちなみに、フォニックスルールはたくさんあり、A~Zまでの1文字を覚えるだけでは
まだまだ習得したとは言えません。
sh「シュ」、th「ス」、oy「オイ」など2文字がくっついたパターンや
like「リケ」ではなく「ライク」と読むサイレントeなど、ルールは他にもあります。
幼児期や小学生の間に少しずつ覚えていくと、資格試験に挑戦できるようになったり
英語絵本が読めたり、間違いなく子供の自信に繋がります。
では、フォニックスを身に付けることで具体的にどのようなメリットがあるのかご紹介します。
※補足※
便宜上カタカナを用いて説明させてもらっていますが、実際はフォニックスで学ぶ音で発音してくださいね!
フォニックス(Phonics)を身に付けるメリット

フォニックスのメリット① 知らない単語でも読めるようになる
先程のDOGの例でわかる通り、初めて見る単語でもフォニックスを活用すれば推測して読めるようになります。
フォニックスを習得すると、約70%の英単語を読めるようになると言われています。
低年齢で英検に合格しているような、英文が読める子のカラクリはこういうことです。
ちなみにフォニックスで約70%の英単語が読めるとお伝えしましたが、
あと30%は何かというとフォニックスルールでは読めない英単語たちです。
読むためのルールなどなく暗記するしかない英単語たちのことで、それをサイトワードと言います。
サイトワードについては、こちらの記事を参考にしてみてください↓

フォニックスのメリット② 聞いた単語のスペルが書ける
フォニックスを学ぶことで文字と音の関係性がわかるので、知らない単語でも発音を聞けば
推測してスペルが書けるようになります。
基本的に、自分が発音できる音は聞き取れるが、発音できない音は聞き取れない、と言われています。
フォニックスを学べば正しい発音が身に付くので、結果的にネイティブの音も
聞き取れるようになりリスニング力向上に繋がります。
フォニックスのメリット③ 発音が良くなる
フォニックスを学ぶことで、正しい発音の仕方がわかります。
- 舌や口の動き
- 音の出し方(息の吐き方)
このようなことを意識して学ぶので、日本語とは違う英語特有の音の出し方がわかるようになります。
そのため、カタカナ英語にならずネイティブに近い綺麗な発音ができるようになります。
ちなみに、フォニックスで発音の仕方がわかったからと言って、
すぐに正しい発音で英語を話せるかというと、実はなかなか難しいです。
というのも、普段日本語を話す用の口になっているので、頭でわかっていても
口の動きが英語のそれについてこれないからです。
ですので、発音の仕方を学んだあとは、口が覚えて勝手に動くくらい練習が必要です。
ですが!!幼少期の子供はそれほど練習しなくてもネイティブに近い発音ができるようになります。
子供は聞こえた音をそのまま口から出すことができるのだそう!
だからこそ、子供が小さい頃にフォニックスを学んでおくことをおすすめします。
私のインスタアカウント(@hasumi.english)で「子供が読めるようになるまでにしたこと」をフォロワーさんに聞いたところ、ジョリーフォニックスでフォニックスを学ばせた、という方が多かったです!
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まとめ:フォニックス(Phonics)を身に付けて英語を読めるようになろう
いかがでしたか。
全ての英単語を読めるようになるわけではありませんが、フォニックスを学ぶとある程度読み方が推測できるようになります。
正しく読めるようになるだけでなく、綺麗な発音やリスニング力の向上にも繋がるので、ぜひフォニックス学習を取り入れてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。